ボストンテリアと暮らし始めて5年。
温厚で賢く、家族思いな性格のこの犬種は、私たちにとってかけがえのない存在です。
そこに1歳の娘が加わったことで、生活は大きく変化しました。

娘は好奇心のかたまりで、毎日が“初めて”の連続。そんな中、ボストンテリアとの関わりも増えてきて、「仲良く育ってくれたらいいな」と思う一方で、不安や戸惑いもたくさんありました。
今回は、「1歳の娘とボストンテリアが信頼関係を築くまで」の道のりを、わが家のリアルな日々とともにお届けします。
ボストンテリアと子どもを一緒に育てる毎日の中で、親としてどんなことに気をつけてきたのか。
その経験が、同じように悩む方のヒントになりますように。
最初は戸惑いだらけだった1歳娘とボストンテリアの関係
娘が1歳になる頃、少しずつ歩き始め、好奇心のままに家中を動き回るようになりました。
そして、動くもの=気になる存在…ということで、ターゲットになったのが我が家のボストンテリア。
ボストンテリアのしっぽ、耳、ベロ。どれも気になるものばかり。
ついにはおもちゃ感覚で叩いたり、毛を引っ張ったりするように…。
もちろん娘には悪気はありません。でも、犬にとってはストレスになる行動ですし、見ている私もヒヤヒヤ。
それでも、うちのボストンテリアは本当に我慢強く、何をされても怒らず、娘のことをじっと見つめてくれました。
ただ、だからといって「任せきり」はNG。
親が間に入って、信頼関係をつなぐ“橋渡し”をする必要があると痛感しました。
我が家が実践した信頼関係づくりのステップ
ステップ①:子どもには「犬はおともだち」と伝える
1歳の子どもにとって、「犬はおもちゃ」になりがち。
でも、「犬も生きていて、心がある」ということを伝えるようにしました。
具体的には、娘に「〇〇(犬の名前)もいたいよ」「なでなでしようね」など、やさしい言葉をかけながら、一緒に触れ合いの練習。
また、「動物のおともだち」といった絵本や動画を取り入れることで、ボストンテリアを“感情を持つ存在”として理解し始めたように感じました。
ステップ②:ボストンテリアの“安心スペース”を確保する
叩かれる、追いかけられる…が続くと、どんなに優しい犬でも疲れてしまいます。
そのため、娘が届かないところにボストンテリアのベッドや休憩スペースをつくり、ひとりで安心して過ごせる環境を整えました。
「今は休憩してるから、そっとしようね」と声をかけることで、娘も少しずつ“空気を読む”練習ができた気がします。
ステップ③:一緒にできる「楽しい体験」を増やす
信頼関係は、「楽しい思い出」の積み重ねから生まれると思っています。
そこで、ボール遊びやおやつタイム、絵本の読み聞かせなど、“一緒に過ごす楽しい時間”を意識して増やしました。
娘が犬のおやつをあげてみたり、なでるたびにボストンテリアがしっぽを振ったりする姿を見ると、確実に絆が育っているのを感じます。
今では、娘の「初めての親友」に
あれだけぎこちなく、戸惑いばかりだった1歳の娘とボストンテリアの関係。
でも、数ヶ月たった今、娘は朝起きたらまず「〇〇は?(犬の名前)」と探します。
そして、おやつを半分こしたり、ボストンテリアの毛並みをなでながら「かわいいね〜」と話しかけたり。
もちろん、まだまだ力加減は完璧ではないし、目を離せない場面もあります。
それでも、「信頼する気持ち」が生まれてきたのが伝わってきて、親としては本当にうれしいです。
まとめ:1歳娘とボストンテリア、信頼関係はつくれる!
1歳の子どもとボストンテリアが一緒に育つのは、簡単ではありません。
でも、日々の関わりの中で“理解”と“やさしさ”が少しずつ育っていけば、信頼関係はちゃんと築けます。
叩く、追いかける、怖がる…そんな壁があっても大丈夫。
親が間に入って、丁寧に伝え、安心できる環境を整えてあげれば、子どもと犬の距離は少しずつ縮まっていきます。
今、我が家では、ボストンテリアと1歳の娘が一緒に過ごす毎日に、小さな喜びがたくさんあります。
子どもの笑顔とボストンテリアのしっぽの動きが、日々の“成長のしるし”になっています。
ボストンテリアと1歳の娘が仲良くなっていく過程を見守れることは、親にとっても大きな喜び。
そんな日々の小さな奇跡を、これからも大切にしていきたいと思います。
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