「赤ちゃんがいて犬もいるって、旅行なんて行けるの?」とよく聞かれます。でも私たち家族は、1歳の娘と5歳のボストンテリアを連れて、初めての家族旅行にチャレンジしました。もちろん不安はありましたが、準備と工夫次第で思い出に残る素敵な時間を過ごすことができました。

今回はその体験をもとに、同じように「子どもと犬を連れて旅行に行きたい!」という方に向けて、リアルな体験と実用的なポイントをお届けします。
犬も赤ちゃんもOK!宿泊先の選び方
まず最初にぶつかったのが「どこに泊まるか問題」。ペット可の宿は思っていた以上に少なく、さらに赤ちゃんOKの設備も揃っている場所となるとかなり限られます。
私たちが選んだのは、ペット同伴OKで、ベビーベッドの貸し出しがあり、部屋食ができる宿。結果的にこの選択が大正解でした。
宿選びで重視したポイント
- 部屋にケージを置けるスペースがあること
- 赤ちゃんがハイハイできる清潔な床(カーペットやフローリング)
- 防音がしっかりしている(犬の吠え声が気になるため)
- お風呂が家族風呂タイプ
事前に宿に電話して、犬と赤ちゃんが一緒に泊まることを伝えておくのも大切です。
車移動のコツと持ち物リスト
旅行中は車移動。片道2時間ほどの距離でしたが、娘も犬も飽きないように工夫が必要でした。
工夫したポイント
- 娘はチャイルドシートでお気に入りのぬいぐるみを抱っこ
- ボストンテリアは後部座席にケージを固定して安心空間を確保
- 1時間に1回は休憩をとる(SAやPAでトイレ&気分転換)
持って行ってよかったものリスト
- オムツ・おしりふき・着替え多め(汚れる前提)
- 犬用の水・フード・おやつ・おもちゃ
- 娘用の絵本・おやつ・ベビーカー
- 床に敷くレジャーシート(食事や休憩時に便利)
旅行中のスケジュールとリアルな出来事
1日目
- 朝7時出発→途中のSAで休憩
- 昼前にチェックイン、部屋でお昼ご飯
- 午後は近くの公園で散歩&写真撮影
- 夕食は部屋でゆっくり。娘は疲れて早めに就寝
2日目
- 朝風呂でリフレッシュ
- 周辺を軽く散歩してチェックアウト
- 道の駅でお土産購入、昼過ぎには帰宅
一番印象に残ったのは、娘が犬と手をつないで歩いた瞬間。まだおぼつかない足取りですが、ボストンテリアが歩調を合わせてくれて、とても心温まる光景でした。
旅行中にあった小さなトラブルと対処法
- トラブル1:娘の大声で犬がびっくりして吠えた
→ すぐに娘を落ち着かせ、犬にも「大丈夫だよ」と声がけ。どちらも安心できるような空間作りが大切でした。 - トラブル2:夜泣きに犬が反応してしまう
→ あらかじめクレートを隣室に設置しておいたので、犬を少し離すことで解決。 - トラブル3:食事中、娘が犬に食べ物を与えそうになる
→ 子ども用椅子と犬の距離を工夫してセパレート。事前に「これは〇〇ちゃんのごはんね」と伝えると理解してくれました。
旅行を終えて感じたこと
ボストンテリアと1歳の娘、そして私たち夫婦にとって、この旅行は大きな一歩でした。
子どもと犬の両方にとって、新しい刺激と学びがたくさんあったように思います。娘は「ワンワン!」と笑顔で呼びかける回数が増え、ボストンテリアは娘のそばにいる時間が以前よりも増えました。
「旅行なんて大変そう…」と感じる気持ちも分かります。でも、準備さえすればきっと大丈夫。完璧じゃなくてもいいんです。ちょっとした失敗も含めて、忘れられない思い出になるから。
まとめ:小さな家族旅のススメ
ボストンテリアと1歳の娘との家族旅行は、まさに冒険でした。
事前の準備や工夫は必要ですが、それ以上に得られるものが大きかったです。犬と子ども、両方の気持ちを大切にしながら過ごす旅の時間は、家族の絆をより深くしてくれます。
「いつか行けたらいいな」と思っていたら、ぜひ一歩踏み出してみてください。小さな背中と、優しい瞳のボストンテリアが並んで歩く姿を見るだけで、きっと「行ってよかった」と思えるはずです。
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