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2歳がお友達と遊べない。「全部使いたい!」と泣く娘を見て、私が気づいたこと

「2歳なのに、お友達と一緒に遊べない」

「おもちゃを貸せず、全部自分のものにしたがる」

「周りの子は上手に遊んでいるのに、うちの子だけ……」

そんな姿を見ると、分かっていても心配になります。

私も先日、2歳9か月の娘をキッズスペースへ連れて行ったとき、まさにそうでした。

娘は、おままごとのおもちゃを

「全部使いたい!」

と大泣き。

ほかの子がおもちゃに触るたびに泣いてしまい、最後には周りの親御さんまで気を遣っているように見えて、

「なんでうちの子だけ、お友達と遊べないんだろう」

と落ち込みました。

でも家に帰って調べたり、娘の立場になって考えたりしているうちに、私自身が娘に求めすぎていたのかもしれない、と気づきました。

「独り占めはできない」と伝えることと、

「今すぐお友達と仲良く遊んで」と求めることは、同じではない。

今日は、そんなわが家の出来事と、そこから私が考えたことを書いてみます。

※この記事は、わが家での経験をもとにした一個人の体験談です。子どもの発達には個人差があります。発達について気になることがある場合は、かかりつけの小児科や自治体の相談窓口などへ相談してください。

目次

「全部使いたい!」と大泣きした娘

先日、2歳9か月の娘と0歳の息子を連れて、有料のキッズスペースへ遊びに行きました。

最初は娘も楽しそうに遊んでいました。

そこに、娘より小さそうなのに、とてもよくお話しする子がいました。

いろいろな子のところへ自分から遊びに行き、娘のところにも来てくれました。

でも、イヤイヤ期真っ只中の娘は、

「これ全部○ちゃんの!」

と拒否。

その子は特に怒る様子もなく、ケロッとして別の遊びへ。

それを見ながら、

「娘より小さそうなのに、すごいな」

と思いました。

そしてたぶん、この時点で私は無意識に娘とその子を比べ始めていたんだと思います。

おままごとを「一緒に使う」ができなかった

その後、娘がおままごとスペースへ行くと、別の小さな子が遊んでいました。

娘が来ると、その子は場所を空けて、一緒に遊べるようにしてくれました。

ところが娘は、

「いっぱいがいい!」

と大泣き。

どうやら、おままごとのおもちゃを全部自分で使いたかったようです。

相手の親御さんまで気を遣って、その子を別の場所へ連れて行こうとしてくれました。

でも、その子もまだ遊びたそう。

申し訳なくなった私は、

「一緒に遊ぼう?」

「ほら、こんなのもあるよ」

と必死に娘を説得しました。

でも、一度火がついた娘には届きません。

「やだーーーー!」

とさらに大泣き。

結局、一度キッズスペースの外へ出ることにしました。

泣き止ませたくて、ジュースを買った

外へ出た私も、かなり焦っていました。

周りの人に申し訳ない。

せっかくお金を払って来たのだから、できれば楽しく遊んで帰りたい。

そんな気持ちもあって、

「ジュース買おうか。今度は仲良く遊ぼうね」

と言って、娘にジュースを買いました。

娘は落ち着き、しばらくしてから再びキッズスペースへ。

今振り返ると、

「仲良く遊べたらジュース」みたいにする必要はなかったな

と思います。

でも、そのときの私は、とにかくこの状況をどうにかしなきゃ、という気持ちでいっぱいでした。

親の私にも、余裕がなかったんですよね。

「なんでうちの子だけ」と思ってしまった

戻ってみると、おままごとスペースには誰もいませんでした。

娘は大喜び。

念願のおままごとを自由に使って、ニコニコ遊び始めました。

ところが、そこへ別の子がやってきて、おもちゃに触った瞬間、

「いやーーーー!」

と再び大泣き。

また外へ出ることになりました。

しばらくして戻り、娘がおままごとで遊んでいると、私は周りの様子が気になり始めました。

ほかの親御さんたちが、おままごとへ近づこうとする子を別の遊びへ誘っているように見えたんです。

本当に娘を気遣ってのことだったのかは分かりません。

でも、そのときの私には、

「娘が泣くから、みんなが気を遣っている」

ように見えました。

申し訳ない。

恥ずかしい。

このままで大丈夫なのかな。

いろんな気持ちが一気に押し寄せてきて、

「なんでうちの子だけ、こんなにお友達と遊べないんだろう」

と思ってしまいました。

2歳でお友達と一緒に遊べないのは、おかしい?

帰宅してから気になって、

「2歳って、どのくらいお友達と一緒に遊べるものなんだろう?」

と調べてみました。

厚生労働省の「保育所保育指針解説」では、3歳以上の子どもの遊びについて、同じ場所で同じような遊びをそれぞれ楽しむ「平行遊び」が多く見られ、そこから少しずつ友達と一緒に遊ぶ楽しさを経験していくことが説明されています。

それを読んで、

もうすぐ3歳だから、

「お友達と仲良くおままごとができる」

「使いたいおもちゃを譲れる」

「ほかの子が使っていてもすぐ気持ちを切り替えられる」

そこまでできて当然だと思わなくてもいいのかもしれない、と少し気持ちが楽になりました。

娘を見ていても、今は

「お友達と一緒におままごとしたい」

というより、

「私はこのおままごとで、私がやりたいように遊びたい!」

という気持ちの方が強そうです。

大人からしたら、

「一緒に使えばいいじゃん」

なんですけどね(笑)。

でも、大人にとって簡単なことが、2歳の娘にも簡単とは限らない。

今回、そこを私は忘れていたのかもしれません。

「貸してあげて」を求めすぎていたかもしれない

私はこれまで、

「お友達にも貸してあげよう」

「一緒に遊ぼう」

と娘に言うことがよくありました。

もちろん、みんなで使う場所では、全部を一人で独占することはできません。

それはこれからも伝えていきたい。

でも、

「独り占めはできない」と伝えることと、「今すぐ仲良く一緒に遊んで」と求めることは違う。

今回、私はそこを一緒にしていたのかもしれません。

娘は「貸したくない」と思っている。

その気持ちまで、

「そんなこと思っちゃダメ」

とする必要はないんですよね。

「いっぱい使いたかったね」

「まだ遊びたかったね」

気持ちはそのまま受け止める。

でも、

「これはみんなのおもちゃだから、お友達も使うよ」

というルールは変えない。

それでも今は一緒に使うことが難しいなら、

「じゃあ、一回ここから離れようか」

でいい。

独占させるわけでもない。

無理やり仲良く遊ばせるわけでもない。

今の娘には、そのくらいがちょうどいいのかもしれないと思いました。

「もうキッズスペースには行かない方がいい?」とも思った

帰宅してから夫とも、

「まだこういう場所は早いのかな」

「しばらく行かない方がいいのかな」

と話しました。

でも、今はまた行ってみたいと思っています。

家で遊んでいるだけでは、

「自分が使いたいものを、ほかの子も使いたい」

という場面を経験する機会は、それほど多くありません。

最初から上手に遊ぶために行くのではなく、

上手に遊べないことも含めて、少しずつ経験していく場所。

そう考えたら、私自身も少し気が楽になりました。

次は混雑する時間を避けたり、短い時間から遊んだり。

娘にも私にも負担が大きくなりすぎない方法を探してみようと思います。

比べていたのは、娘ではなく私だった

今回のことで、一番考えたのはここでした。

あの日の私は、娘より小さそうなのに上手にお話しして、ほかの子と積極的に関わる子を見た直後に、何度も大泣きする娘を見ています。

だから、

「同じくらいの年齢なのに」

「なんで娘はできないんだろう」

と思ってしまった。

でも、私はその子のほんの一場面しか知りません。

そして、娘についても同じです。

キッズスペースで泣いていた数十分だけが、娘のすべてではありません。

あの日の娘は、

「お友達と遊べない子」だったわけではなく、大好きなおままごとを全部使いたくて、思い通りにならず大泣きした2歳児だった。

それだけだったのかもしれません。

「うちの子だけ」と比べて苦しくなっていたのは、娘ではなく私でした。

その一場面だけで、わが子のすべてを決めなくていい

今回の出来事で、私は

「独り占めさせないこと」と「無理に一緒に遊ばせること」は違う

と気づきました。

次に同じことがあったら、

「いっぱい使いたかったね」

と気持ちは受け止める。

でも、

「これはみんなのおもちゃだから、お友達も使うよ」

というルールは変えない。

それでも難しかったら、一度その場所から離れる。

今はそれでいいと思っています。

次のキッズスペースでも、また泣くかもしれません。

また「貸したくない」と言うかもしれません。

それでも、何度か経験するうちに少しずつ変わっていくかもしれない。

そしていつか娘から自然に「どうぞ」が出てきたら、私はきっと、この日のことを思い出すと思います。

子どもの成長には個人差がある。

頭では分かっていても、周りの子と比べて、

「なんでうちの子だけ」

と思ってしまう日はあります。

そんなときは、

目の前の一場面だけで、わが子のすべてを決めなくてもいい。

そして、「周りはどうしている?」だけじゃなく、

「今のこの子には、何がちょうどいい?」

と考えてみる。

今回の出来事は、私にとってそんなことに気づくきっかけになりました。

私のこの小さな気づきが、同じように「うちの子だけ?」と悩んだ誰かにとって、少しだけ肩の力を抜くきっかけになったら嬉しいです。


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この記事を書いた人

2児の母、会社員。
子育ても、暮らしも、働き方も、まだまだ試行錯誤中。
「こうするべき」より「私はどうしたい?」を大切に、私にちょうどいい暮らしを探しています。

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