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「どうせ食べない」と決めつけていた。娘の三色団子で気づいたこと

娘には、ずっと気になっていた食べ物がありました。

三色団子です。

近所のスーパーへ買い物に行くと、次の日の朝に食べるパンや、ちょっとした食材を買うことが多いわが家。

娘がまだ小さかったころから、そのスーパーへ行くたびに、三色団子をよく見ていました。

手に取ろうとしたり、

「これいい?」

というような顔でこちらを見たり。

でも当時はまだ2歳になったばかり。

お団子は喉に詰まらせるのが怖かったので、

「これはまだ食べられないからね」

と言って、買ったことはありませんでした。

それからも娘は、スーパーへ行くと結構な確率で三色団子を見ていました。

でも私は、

「色がかわいいから気になるのかな」

くらいに思っていたんです。

正直、

「買ってもどうせ食べないだろうな」

とも思っていました。

クリームが入っているわけでもない。

チョコでもない。

子どもがいかにも好きそうなお菓子という感じでもない。

だから、娘があんなに「食べてみたい」と思っているなんて、考えてもいませんでした。

目次

テレビに映った三色団子を見て、娘が指をさした

そんなある日。

YouTubeだったか、教育番組だったか。

何を見ていたときだったかは忘れてしまったのですが、テレビに三色団子のイラストが出てきました。

すると娘が、

「あー!」

と嬉しそうに指をさしました。

そして、

「いいな」

「食べたい」

というようなことを言ったんです。

そのとき、初めて気づきました。

あ、この子、三色団子を「食べ物」だとちゃんと分かっていて、ずっと食べてみたかったんだ。

スーパーで毎回見ていたのも、ただピンク・白・緑の色がかわいかったからじゃなかった。

食べたかったんだ。

私は勝手に、

「まだ食べられない」

から、

いつの間にか、

「どうせ食べない」

に変えてしまっていたのかもしれません。

そのとき、

「今度スーパーに行ったら、食べられそうなら買ってみよう」

と思いました。

「お団子でもいいよ」と言った瞬間、顔がパッと明るくなった

そして先日、いつものスーパーへ行きました。

おやつを選びながら、

「何にする?」

と娘と一緒に見ていました。

娘はいつものように、パンの方へ行こうとしていました。

そこで私が、

「そういえば、食べたがってたお団子でもいいよ」

と言いました。

すると、

娘の顔が、本当にパッと明るくなったんです。

「うん!これにする!」

と三色団子を手に取りました。

その顔を見た瞬間、

「あ、本当に食べたかったんだ」

と思いました。

買った三色団子は、自分で大事そうに持って帰りました。

家に着いて、袋を開けると、

「うわー!」

と大喜び。

ピンク。

白。

緑。

一つずつ色を言いながら、嬉しそうに眺めていました。

そして、自分の分を取って。

パパにも一本。

みんなで一緒に食べました。

娘はニコニコしながら、本当においしそうに食べていました。

私はその姿を見ながら、

なんだか少し申し訳ない気持ちになりました。

こんなに食べてみたかったんだ。

私が勝手に「好きじゃなさそう」と決めていた

もちろん、最初に買わなかったことを後悔しているわけではありません。

小さいころは喉に詰まらせることが心配だった。

安全のために「まだ食べられない」と判断するのは、親として必要なことだったと思っています。

子どもの年齢や発達によっては、まだ避けた方がいい食べ物もあります。

でも、今回私がハッとしたのは、その先でした。

安全面とは関係なく、

「子どもはこういうの好きじゃないだろう」

「買ってもどうせ残すだろう」

「こっちの方が喜ぶだろう」

と、私が勝手に娘の気持ちまで決めていたこと。

娘は何度も三色団子を見ていたのに。

私は、

「色がかわいいから見てるだけ」

と勝手に解釈していました。

子どものことを毎日見ていると、

「この子はこれが好き」

「これは食べない」

「これはまだ興味ない」

と、だんだん分かってきます。

それは子育てをするうえですごく役立つことでもあります。

でも、

「この子のことは私が分かっている」が、いつの間にか「この子はこういう子」に変わることもあるのかもしれない。

今回、そんなことを思いました。

残したって、別にいい

そしてもう一つ。

私はたぶん、

「どうせ残すだろう」

と思って買わなかったところもありました。

せっかく買ったのに食べなかったら、もったいない。

だったら、絶対食べるパンやお菓子を買った方がいい。

でも考えてみれば、

一回くらい、残したっていいんですよね。

食べてみて、

「思ってたのと違った」

でもいい。

一口食べて、

「もういらない」

でもいい。

残ったら、大人が食べればいい。

食べてみなければ、

「好き」なのか、

「嫌い」なのか、

本人にも分かりません。

大人だって、初めてのお店へ行ったり、食べたことのない料理を頼んだりします。

そして、

「これは好きじゃなかったな」

となることもある。

でも、それも一つの経験です。

子どもだって同じなのかもしれません。

親の「どうせ」で、経験までなくしたくない

子どもには、親が止めなければならないことがたくさんあります。

危ないこと。

まだ年齢的に早いこと。

命や健康に関わること。

そこはこれからも、親として判断していきたいと思っています。

でも、

安全にできることまで、

「どうせ無理」
「どうせできない」
「どうせ食べない」

と私が先回りしてしまったら。

子どもが「やってみたかったこと」まで、知らないうちになくしてしまうかもしれない。

もちろん、何でもかんでも子どもの希望を叶えるという意味ではありません。

買えないものもある。

できないこともある。

「今日はダメ」も当然あります。

でも、できる状況なら、

一度やってみる。

そんな選択肢を、私はもう少し大切にしたいと思いました。

「やってみたい」は、大人が思うより小さなところにある

今回の三色団子なんて、本当に小さなことです。

数百円のお団子を一つ買っただけ。

娘も、この日のことを大きくなったら覚えていないと思います。

でも、

「ずっと食べてみたかったものを、自分で選んで買ってもらった」

「大事に持って帰った」

「開けたら想像していた三色団子が入っていた」

「食べたらおいしかった」

娘にとっては、その全部が一つの経験だったんですよね。

大人からしたら、

「ただのお団子」

でも、

子どもにとっては、

「やってみたかったことが叶った日」

だったのかもしれません。

そう考えると、子どもの「やってみたい」って、私が思っているより日常の小さなところにたくさん転がっているのかもしれないと思いました。

私自身も、「どうせ」で諦めたくないと思っている

そして、このことを考えていて、

「あれ、これって自分にも同じことを思ってるな」

と気づきました。

私は最近、

「とりあえず、やってみる」

ということを大切にしたいと思っています。

ブログもそう。

一度やめたけれど、もう一度やってみることにしました。

欲しいものがあるなら、買ってみる。

やってみたいことがあるなら、できる範囲でやってみる。

やってみて、

「違ったな」

と思ったら、そのときまた考えればいい。

私は自分の人生では、

「どうせ無理だから」

と、やる前から諦めたくない。

だったら、子どもに対しても同じなのかもしれません。

私が娘より先に、

「どうせ食べない」

「どうせできない」

と答えを決めなくていい。

娘の「やってみたい」は、娘のものだから。

三色団子で気づいた、私が大切にしたいこと

あの日。

スーパーで、

「お団子でもいいよ」

と言った瞬間の娘の顔を、私はしばらく忘れないと思います。

本当に、

パッ

と明るくなったんです。

そして、大事そうに三色団子を抱えて家まで帰る娘を見ながら、

「買ってよかったな」

と思いました。

もし食べなかったとしても、たぶんそれでよかった。

娘は、

「ずっと気になっていたものを食べてみる」

という経験ができたから。

子どもを育てていると、

危なくないように。

失敗しないように。

困らないように。

つい先回りしたくなります。

それが必要な場面も、もちろんたくさんあります。

でも、ときどき立ち止まって、

「これは本当にできないこと? それとも、私が“どうせ”と決めているだけ?」

と考えてみたい。

安全にできることなら、やってみる。

食べてみる。

選んでみる。

そして違ったら、また選び直せばいい。

たった一本の三色団子から、そんなことを考えました。

親になっても、私自身まだまだ分からないことばかりです。

だから、子どものことも最初から全部分かったつもりにならず、

「あなたはどうしたい?」

を少しずつ聞いていけたらいい。

私の「どうせ」で可能性を決めるのではなく、娘自身が経験しながら、自分の「好き」や「やりたい」を見つけていく。

そんな子育てが、今の私にはちょうどいい。

私のこの小さな気づきが、

「もしかして私も、子どものことを先回りして決めていたかも」

と、自分の子育てを振り返る小さなきっかけになったら嬉しいです。

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この記事を書いた人

2児の母、会社員。
子育ても、暮らしも、働き方も、まだまだ試行錯誤中。
「こうするべき」より「私はどうしたい?」を大切に、私にちょうどいい暮らしを探しています。

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